最終更新日
2024.10.31
足底腱膜炎(足底筋膜炎)
足底腱膜炎(足底筋膜炎)の症状
足の裏の土踏まずや踵(かかと)付近に痛みが生じます。特に起床時や歩き始めの痛みが特徴的ですが、長時間の立ち仕事、歩行、スポーツなどで痛みが増すこともあります。
痛みが長引き難治性となることがしばしばあります。
足底腱膜炎(足底筋膜炎)の原因
・足底への負荷(足底腱膜への圧迫力と牽引力)の反復、蓄積
・加齢に伴う腱の変性や柔軟性低下
・不適切な靴、履き物
足底腱膜炎(足底筋膜炎)の診断
・足底の圧痛や伸張痛(伸ばした時の痛み)
・レントゲン検査(足部の形態や、踵の骨の骨棘の有無)
足底腱膜炎(足底筋膜炎)と区別が必要な疾患
・足底腱膜線維腫
・足根管症候群
など
足底腱膜炎(足底筋膜炎)の治療
・安静(運動や歩きすぎなどを控える)
・内服薬、湿布(炎症、痛みを抑える)
・足底、アキレス腱のストレッチや体操(リハビリテーションで適切に指導)
・適切な靴、履き物(しっかりした構造、かつソールにクッション性のあるスニーカーなど)
・インソール(靴の中敷でアーチサポート、保険適応あり)
・体重コントロール(負担を減らすことも重要)
・超音波治療(当院で可能)
・注射
ステロイド(炎症を抑える)
プロロセラピー(ブドウ糖液で変性した腱の修復を促進)
・体外衝撃波(当院では採用なし)
これらを組み合わせてしっかりと治療することで、早期に症状が改善する可能性を高めることができます。