肩こり(ストレートネック、スマホ首)に対するハイドロリリースの症状や治療、予防について

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首・肩の痛み

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NECK&SHOULDER

最終更新日

2024.10.05

肩こり(ストレートネック、スマホ首)に対するハイドロリリース

【疾患について】

近年、スマートフォン使用やデスクワークの増加による姿勢の悪化、ストレートネック、それらに伴う肩こりや
首周りの痛みが増加傾向にあります。

当院では、それらの症状に対して運動、リハビリ(理学療法・物理療法)や薬物療法(内服薬、湿布など)に加え、エコーガイド下のハイドロリリース注射を行っております。注射が苦手な方は運動、リハビリ、薬物療法でしっかり治療を行います。

【ハイドロリリースの方法】

通常の診察と同様に、問診、身体診察、レントゲン検査、必要であればMRI検査など、まずは原因の診断を行い、ハイドロリリースが適切と判断した場合に行います。

ハイドロリリースは、エコー(超音波画像検査)を用いて肩こりの原因と思われる筋肉を同定し、その筋膜や筋間に痛み止めや生理食塩水などの液体(ハイドロ)を注射することで筋膜の癒着を剥がし(リリース)、痛みの改善を目指す治療です。筋膜が剥がれる様子がエコーによりリアルタイムに観察できます。

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僧帽筋と肩甲挙筋間をハイドロリリースしているエコー画像



癒着し動きが悪くなった筋膜や、筋間を通る神経・血管をリリースすることで肩こりや首周りの痛み改善が期待できます。

多くの場合は、首の付け根から肩にかけての僧帽筋と肩甲挙筋という肩こりの原因となりやすい筋間の筋膜をリリースしますが、痛みの部位に応じてハイドロリリースする筋膜を選択します。


また、ハイドロリリースで筋膜の癒着を剥がした後に、根本的な原因である姿勢の矯正や運動療法などのリハビリテーションを行うことで、効果の増大や再発を予防できる可能性が高くなりますので、併せてお勧めしています。

【ハイドロリリースの注意点】

どんな治療でもそうですが、必ずしも皆様に効果が出る治療ではありません。

【ハイドロリリースの副作用・リスク】

エコーを見ながら注射針を刺入しますので基本的には安全に行える治療ですが、他の注射療法と同様に、注射後の痛み、出血、薬剤によるアレルギーなど副作用が起こる可能性はあります。

注射費用(保険適応)

3割負担の方 約240円
*診察、レントゲン、MRI、リハビリテーション、内服薬処方などの費用は通常の保険診療通り別途必要です。

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